白内障|ちはら台の眼科|かなや眼科クリニック

〒290-0142 千葉県市原市ちはら台南2-32-2 もりまちちはら台モール
0436-26-7971
ヘッダー画像

白内障

白内障|ちはら台の眼科|かなや眼科クリニック

白内障とは

目を抑える男性

眼球にはレンズのような働きを担う水晶体という透明な組織があります。この水晶体の中のタンパク質が様々な原因によって白く変性し、濁って見えるようになる病気が白内障です。最も多い原因は加齢によるもので、年齢を重ねるほど発症しやすく、60歳を過ぎた頃から少しずつ水晶体が濁り始め、70代以降の高齢の方ではその大半に白内障の症状がみられます。早い人では50歳ぐらいから症状が現れることもあります。
一方、年齢にかかわらず発症する若年性白内障は、眼内に炎症が生じるぶどう膜炎や、糖尿病、アトピー性皮膚炎などと合併して起こります。このほか、生まれつき水晶体に濁りがある先天性、けがや衝撃による外傷性、網膜剥離などほかの目の病気に続いて起こる白内障もあります。
白内障で水晶体が濁り始めると、光が散乱するため、目がかすんだり、物が二重に見えたり、明るいところでまぶしく感じるなどの症状が現れます。進行すると視力が低下し、眼鏡を掛けても物が見えにくくなります。

白内障でよくみられる症状

  • 目がかすんで、霧がかかったように見える
  • 物が二重、三重に見える
  • 明るいところでは、かえって見えにくい
  • 太陽光や車のヘッドライトの光がとてもまぶしい
  • 視力が低下し、小さな文字が読みにくい
  • 急に眼鏡の度が合わなくなった(眼鏡を作りかえても見えにくさが変わらない)

白内障の治療

加齢性白内障は一種の老化現象で、高齢の方ほど多く発症します。ただし、白内障と診断されても、人によって水晶体の濁りの程度や進み具合は異なりますので、すべての人にすぐに手術が必要になるわけではありません。加齢性白内障は、水晶体の周囲から濁り始め、段々と中心に進んできます。中心部がまだ濁っていない初期の段階で、それほど視力低下の影響がない場合は、点眼薬や飲み薬により、白内障の進行を遅らせます。ただ、これらの薬物療法は、水晶体の濁るスピードを遅らせるもので、症状を改善したり、視力を回復させたりすることはできません。そのため病状が進行し、日常生活に影響が及ぶようになれば、完治のための手術療法が必要となります。

白内障手術

進行した白内障に対して、濁った水晶体を取り出し、眼内レンズ(アクリル樹脂などでできた人工の水晶体)に置き換える手術が白内障手術です。白内障手術の安全性は向上しており、患者様の年齢や体調によっては入院せずに日帰りで行うことも可能です。
現在、主流となっている手術が、超音波の振動によって濁った水晶体を細かく破砕(乳化)し、吸引した後に眼内レンズを挿入する超音波水晶体乳化吸引手術です。この術式では切開する角膜の創口が小さく(2ミリ程度)、縫合する必要はありません。術後の乱視や感染症リスクを軽減することができます。また、手術時間は、個人差はありますが10分程度と短く、痛みも点眼麻酔や前房内麻酔などの局所麻酔によってほとんどありません。手術翌日からほぼ普段と同じような生活を送ることができ、患者様の手術に対する不安や身体的負担が大幅に軽減されています。

白内障手術は当院では施行していません。手術を希望されるかたは施行可能な施設へのご紹介をさせていただきます。